違法勧誘事例アンケートまとめ
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  • 執筆者の写真Rio

違法勧誘事例アンケートまとめ

更新日:2023年5月18日

違法勧誘事例

下記アンケートを使って、違法勧誘事例と思われる事例の収集を行っています。


全回答(57件)の勧誘事例のうち、違法かどうか分からないと回答いただいた方を除いた、44件の違法と思われる勧誘事例(申告ベース)を抜粋してまとめます。


ご協力いただいたみなさまありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。



勧誘目的を告げない(33件)

最も多い違反事例は、勧誘目的を告げないこと。


実に75%が該当しました。

知人に誘われてハンドメイド講座へ行ったところ、その後のランチ会でセミナーのような勧誘を受けました。(40代女性)
通院していた病院に勤めていた古い友人から、「久々に会ったんだからお茶しよう」と言われ約束。行くと見知らぬ男性3人と彼女が待っていた。囲まれたような形で座り、カタログを使った商品説明、体験談などを聞かされ、会員登録方法を説明された。奥に座らされ、隣の人が席を空けてくれないので、トイレにも行ける状態ではなかった。面倒になり、無料登録だけをし、買い物はゆっくり家族と考えるねと言って帰宅。通院先で、その後も会う機会が多く、「買った?」「買うの手伝おうか?」と声をかけられ続けたが、買わないと思うと伝えてからは一度も話しかけられず、受付担当も変わるほど態度が急変した。(40代女性)
友人に「面白い人がいるからあってみないか?」との誘いを受け、指定されたカフェに行くと、40代ぐらいの歯科医師を名乗る男性と友人から勧誘を受けた。のらりくらりしていると別のファミレスに連れて行かれそこでも勧誘を受けた。クーリングオフできる旨を確認し、いったん加入した上で後日クーリングオフしことなきを得た。(20代男性)
社会人サークル(ボルダリング)で、仲良くなった人から勧誘を受けた。性格が合いそうな知り合いの女性に会って欲しいとマンションの一室に連れて行かれ勧誘、断った後もボルダリングの会と偽り、ホームパーティーや講演会に連れて行かれた。(20代女性)

元会員の方からの声でも上がっています。

勧誘目的を告げずにタワマンの飲み会に連れて行ったことがある(20代女性、元会員)
勧誘する際、事前説明をしなかったことがある(30代男性、元会員)


断ってもしつこく勧誘する(8件)

2番目に多いのは、断ってもしつこく勧誘された、という事例です。


勧誘された相手が不快感を表明するまでしつこく勧誘する様子が見られます。

小学校の幼馴染が美顔器&化粧品のマルチ商法をやっている。とにかくしつこい。夕食に何度も誘ってきて、その都度お肌の話をする。無料施術のチケットをもらい、予約するまでその話は終わらない。その手法に怒りを覚え「その話をするならもう会わない」と宣言した。(30代女性)
2020年にマルチ会社のプロテインの購入を友人からしつこく勧められました。別に気に入っていたプロテインがあったのでお断りしたのですが、一度試すくらいいいじゃん、と引かないので、さすがに不快であることをお伝えしてなんとか逃れることができました。それ以来連絡を取っていません。(20代女性)

会員の方の声としても、違反と気づかずにやっていた事例もあるようです。

一度断られた相手に、再度勧誘をしてしまっていた。所属会社のイベントで「●●さんに何度も猛アプローチされ、ビジネスを始めました」と話す人を何人も見ていたので、違反と気づかなかった。(30代女性、元会員)


誇大広告(4件)

誇大広告に関する違反事例と思われるものも一定ありました。

今年から新卒社会人です。大学で仲良かった友達から連絡を貰い、会うことに。マルチ商法を一緒にやらないかと誘われました。興味はないと伝えましたが、話だけでもと食い下がられ、話だけと先輩のところへ連れられ話を聞きました。その際、「やり方は簡単。製品を買って、レビューを行うだけ。才能はいらない、リスクゼロ。マルチ商法、ネズミ講では全くない。生き方なんだ。」と説明を受けました。収入面では、成功している人の明細の写真を4つ程提示され、「こんなに稼げる」と説明を受けました。最後には、「今日聞きたいのは、興味なし、製品だけ買う、興味ある」を答えて帰って欲しいと言われました。答えなければ帰してくれそうになかったので、今はいらない、と話すと、わかりやすく残念そうな顔をされた上に「自分の未来を見据えて今行動するか、10年後に行動するかだとどっちがいいと思う?」と極端な話をされたり遠回しに私の決断を否定するように感じました。(20代女性)


薬機法違反(2件)

薬機法に違反すると思われる事例もあります。

2021年5月、面白い健康用パッチがあると声をかけられました。どんな病気にも非常に効果があると聞き、マルチ商法のものと知りつつ、どれだけの効果があるのか興味を持ち購入しました。効果は無かったため、買うのを辞めようとしましたが、すごく詳しく説明してくれる人が来るからと、カラオケ店の一室に呼ばれました。「パッチさえ貼っていたらコロナに罹らない」と言われたため、その場で帰宅しました。(40代女性)
息子がサッカークラブで打撲した際、隣人から「凄く効くクリームがある。アザも有り得ない速さで直った」と紹介された。会員にならないと買えないと言われ会員に。
その後も「凄いセミナーがある」と誘われ、身体に良いアロマやミネラルの紹介を受けた。その際、隣人が「商品を買うときはネットだと偽物も多いから私を通して買って欲しい。」と言われ、疑いもせず購入。
その後「一定期間サプリを飲むのを一緒にやろう」誘われた。サプリはかなり高額だったので少し考えると返答したところ、「じゃああなたの下に私の友達をつけるね。そうすれば少し安くなるよ。」と説明。その時初めて、もしかしたらマルチなのでは?と不信感を持つように。その後検索してマルチであることが分かり、隣人に対する不信感でいっぱいになりました。(50代女性)


仲良くなった後に徐々に情報を出していく

最近では、より手口は巧妙になっています。


マルチ商法に対する世間的なイメージもあり、すぐにマルチ商法の勧誘と伝えず、複数回会って仲良くなった後に情報を出していく事例です。

一度目、久しぶりの知人と知人の家で遊び、手作りのランチをいただく。
二度目、私の家で遊ぶ。その際、サプリの話、運動をして体調がいいという話を聞く。
三度目、一緒に健康と経済のセミナーを聞き、運動もする。
四度目、グループ内の料理教室に誘われる。その時初めて会社名を知り、マルチ商法だと知りました。(30代女性)
2021年11月。掲示板で同じ趣味の集まりを見つけて仲良くなりました。
最初は趣味だけだったのですが、他にも同じ趣味があるとの事で週1回会って遊んでいました。12月中旬に仕事の収入面での悩みを話すと、ファイナンシャル会をやっているとのことで、zoomで話を聞きました。
その後、会の主催者の家に招かれる。1回目は収入の話を軽く聞き、宿題を出され、2回目にマルチ商法である事、趣味友だちも周りの仲良くなった子もほとんどがマルチ仲間であることを言われ誘われました。
再度掲示板を見るとほとんど会ったことある人たちばかりで埋め尽くされててすごく気持ち悪いなと思いました。かなり端折って書いていますが、実際勧誘されるまで3か月ほどありました。(30代女性)


違反事例の会社

事例に上がる会社を社名を隠してデータにまとめたのが下記です。

多くの事例がある会社もありますが、どちらかと言うと様々な会社で類似した違反事例が報告されている点に注目すべきだと考えています。



おわりに

Twitterでは、違法勧誘と思われる事例が日々継続的に様々な方からどんどん発信されています。 こちらの情報収集が追い付かないほどです。


違法勧誘にあった皆さま。 その声はTwitter上で発信してもなかなか行政に届いていないのが実態です。


だからこそ、マルチ商法に関する被害事例が継続的に発生しているのだと思います。 1件でも多くの勧誘事例を明らかにし、違法行為をなくしていくことがマルチ商法被害をなくすためには不可欠です。 冒頭のアンケートでも、消費生活センター(188番)への通報でも構いません。


やり方がよくわからないという場合、下記記事を参考にされてください。 https://multi-mlm-blog1.com/entry/tuuhou-mlm


どこかに声を届けてください。


私も、いただいたコメントを基に、色々なところへ働きかけを実施していきます!





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